細草論壇

「疑に三種あり、一には自らを疑ひ、二には師を疑ひ、三には法を疑ふ」(『摩訶止観』)

日寛上人

『寿量品談義』:三疑三信の事(日寛上人御指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要集』第十巻) 三疑・三信の事 『弘』4-末-51にいはく「覆器とは信なきゆへに器の覆るがごとし。大論にいはく『羅いはく、自ら小にして多く妄語を喜ぶ。妄語をもってのゆへに無量の人をして仏を見ること得ざらしむ、仏これを…

『寿量品談義』:代々付属の事(日寛上人ご指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要集』第十巻) (投稿者注記:表記・表記が底本と異なること等につきましては、サイトポリシーを参照ください。) 代々付属の事 次に当寺のことは富士山・白蓮阿闍梨日興上人の開基・大石寺の末派なり。富士とは大日本国・東海道…

『臨終用心抄(3/3)』(日寛上人御指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要集』第三巻 p.266) 一、臨終の相に依って後の生処を知ること。 一、他宗謗法の行者はたとひ善相ありとも地獄に堕つべきこと。 一、法華本門の行者は不善相なれども成仏疑ひなきこと。 一、臨終に唱題する者は必ず成仏するこ…

『臨終用心抄(2/3)』(日寛上人御指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要宗』第三巻 p.263) 一、臨終のこと・常に頼み置くべきなり。 一、臨終を勧むる肝心のこと 息の絶へる前の事 息の絶へる時・絶へた後の事 一、臨終に一念の瞋恚によって悪趣に入ること。 一、御書18-22にいはく 一、臨終のこ…

『臨終用心抄(1/3)』(日寛上人御指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要集』第三巻 p.259) 一、祖判32-11にいはく 一、臨終のことを「属纊の期」といふこと 一、多念の臨終、刹那の臨終のこと 一、臨終のとき、心乱るるに三の子細あること 一、問ふ、断末魔のとき、心乱れざる用心いかん。 一、…

『寿量品談義』:上求菩提/三誡三請・重請重誡/勧誡二門(日寛上人御指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要集』第十巻) 上求菩提の事 三誡三請・重請重誡の事 勧・誡二門の事 上求菩提の事 昨日の開近顕遠の寿量品は偏(ひと)へに滅後末法の衆生のために説きたまふことを談ぜり。 まことに教主釈尊、この寿量品を演説し、上行菩薩に…

宗祖大聖人御書『当体義抄』入文部、日寛上人『当体義抄文段』:第二段「釈名の下(もとひ)」

宗祖大聖人『当体義抄』入文部 日寛上人『当体義抄文段』:釈名の下(もとひ) 宗祖大聖人『当体義抄』入文部 (文永十年・御寿五十二歳) (底本:大石寺版『平成新編・日蓮大聖人御書』p.692) 問ふ、妙法蓮華経とはその体・何物ぞや。答ふ、十界の依・正、すなは…

『寿量品談義』:歩みを運びて丁聞し福を得るの事(日寛上人ご指南)

(投稿者注記:底本=山喜房仏書林版『富士宗学要集』第十巻) (投稿者注記:表記・表記が底本と異なること等につきましては、サイトポリシーを参照ください。) 歩みを運びて丁聞し福を得るの事 大聖人京ナメリを誡むる事 覚真日如(第二十六代 日寛)講述文啓日厳(…

『妙法曼陀羅供養事』文永十年・五二歳(新編 p.689)

宗祖大聖人『妙法曼陀羅供養事』 日寛上人文段『妙法曼陀羅供養抄記』(「成仏の印文」とは) 宗祖大聖人『妙法曼陀羅供養事』 (文永十年・五二歳) (底本:『平成新編・日蓮大聖人御書』(大日蓮出版)) 妙法蓮華経の御本尊、供養そうらひぬ。 この曼陀羅は文字は…

『寿量品談義』:円仏果成の相(日寛上人御指南)

(底本:山喜房仏書林版『富士宗学要集』第十巻) 第四に円仏果成の相とは 虚空為座とは 一成一切成とは 方丈の室とは 梵天丈六の仏頂を見ざるがごとしとは 応持菩薩、身量を窮めずとは 第四に円仏果成の相とは 玄に云はく「あるひは言はく、道場虚空をもって座…