細草書林

「疑に三種あり、一には自らを疑ひ、二には師を疑ひ、三には法を疑ふ」(日寛上人『寿量品談義』)

『日蓮正宗要義』(私釈) 第一章 日蓮大聖人の教義・第一節 五綱(ごこう) - page.1

(底本:『日蓮正宗要義(改訂版)』平成11年12月19日改訂・日蓮正宗 宗務院・発行)

第一節 五綱(ごこう)
五綱とは宗祖日蓮大聖人が『教機時国抄』等に示された教判で、
(一)「教」
(二)「機」
(三)「時」
(四)「国」
(五)「教法流布の前後」
の五つをいいます。

 

『教機時国抄』に
「この五義を知りて仏法を弘めば日本国の国師とも成るべきか」(平成新編 p.271)
とおおせのように、正しい教法を弘め一切大衆を救うには、その教法を弘める宗教の「大綱」を判断していかなければならないのです。その「大綱」は、上の五つの視点から、厳密な論理をともない、その教法について究め尽くされていなければなりません。

 

この五つの視点は、あらゆる宗教を比較し選択し、正しい「法」を「断」するもっとも重要な基準です。
それゆえに「教え」を「判断」する五つの基準として「五剛教判」と呼ばれるのです。